育児ブログになりつつあるな。。。まぁいいか。
昔々あるところ・・・ではなくつい先日のことだ。
長男⇒太郎(仮称)とする。
長女⇒花子(仮称)とする。
オレ⇒私(上位互換)
その日は嫁がママさん会的な集まりで珍しく夜いなかったので、自炊が面倒な私は太郎と花子を連れて外食をすることに。まぁ明日も休みだし、こんな夕方から子供と遊ぶのも良いかと。
外食に行って、子供がハマっているゲーセンのカードゲームでもさせてあげようと思い、子どもを車に待たせてコンビニのATMへ。この隙にさるカニ合戦さながらのトレードが行われていたようだが、私は気付く由もない。
その次に行ったごはん屋で娘がポロリ。
花子「太郎くんとお金交換してあげたもんねー。」
はじめは意味が分からない私。
太郎「あ、ああぁ、パパ!パパ!おれ水取ってくるね!」
太郎の動揺っぷりが半端ない。これは何かある。
私「まてーーーーい」
太郎止まる。
私「パパが分かるように説明しろ。」
太郎着席。
要約すると、太郎の1円4枚と花子の100円3枚を交換したと。
うんうんうん。え?こらーーーーーー!!!!!!
とりあえず、ごはん屋の中で叱るのもアレなので、一旦腹に収め、食事を済ませ車へ移動。尋問開始。
私「説明しろ。」
太郎泣きながら一部始終を話す。
私「自分でどういうことをしてるか分かってるか。」
太郎「ごめんなさいー(号泣)」
太郎はその後行くゲームセンターのことを考えたのだろう。だが金があんまりない(前の日までに無計画に使っている)⇒何とか花子から搾取できないか。
花子は倹約家の血があるらしく、祖父母にもらう100円をせっせと溜めこんでいる。
太郎はその溜めこみを知っての計画的犯行である。正にサル知恵。
7歳だが、私は簡単には許さなかった。7歳だからかな。
私「よし。じゃあパパが1円やるからお前の100円全部よこせ。」
太郎「いやだー(号泣)」
私「お前がやったことと同じだろう。早く出せ!」
太郎「ゴメンナサイー(号泣)」
私「そう言われたらどんな気持ちだ。」
太郎「ごめんなさいー(号泣)」
私「お前はまだよく分かってない花子を騙した。わかるな。」
太郎「ごめんなさいー(号泣)」
私「お前は自分が得して花子が損することは分かってるよな。」
太郎「わかりますー(号泣)」
私「(頭の)強いものが弱いものを騙すのがパパは一番嫌いだ」
太郎「ごめんなさいー(号泣)」
私「お前のお金が増えたらお前は嬉しいが、花子はお金が減って悲しい。花子はゲームセンターについたらそれに気づく。多分泣く。分かるか」
太郎「わかりますー(号泣)」
私「お前は花子に悲しい思いをさせたいのか」
太郎「させたくないですー(号泣)」
私「お前がやったのは最低のことだ。」
太郎「ごめんなさいー(号泣)」
私「お前のお金がないのはお前が使ってしまったせいだ。」
太郎「はいー(号泣)」
私「それでお金が欲しいなら、怒られる覚悟でパパに言え。」
太郎「はいー(号泣)」
私「おおいに反省しろ。」
太郎「はいーごめんなさいー(号泣)」
私「パパと遊びに行くときはパパが全部出してくれると覚えておけ」
太郎「あうーーー(号泣)」
私「お金がない時はママに手伝うことがないか聞け。手伝って10円とか50円とかもらってそれを溜めろ。100円はとても大事だということを知りなさい。そんなに簡単に使ったり、もらったりしていいもんじゃない。分かったか。」
太郎「あぶぶぶぶーーー(号泣)」
私「バカタレが!二度とするな!以上!」
私「花子」
花子「はぃ」(自分も怒られるかとビクビク)
私「お前のことは怒ってない」
花子(少し安心した顔でうなずく)
私「でも、簡単にお金をあげたりしないように。」
花子「はい」
私(かわいぃ。。(´エ`*))
こんな感じの一部始終。
お気づきかも知れないが、息子は泣いているし、7歳なので話し合いや説得はまだ難しいので、一方的に問いかける説教になりやすい。
こんなとき、私は質問を「ごめんなさい」では答えられないように考えてわざと振り分ける。返事が全て「ごめんなさい」の場合は、こっちの話はまるで聞けていない。
だが、今回はある程度質問に沿った受け答えになっている。
この受け答えが出来ていたことで、「ちゃんと聞いて答えているな」と思い、少しの嬉しさもありながら説教をしていた。
長男は一部始終号泣していた。怒られたこともあるが、7歳なりに自己嫌悪もあるんじゃないかと思っている。そういう芽が出ていると信じたい。
今思い出して書いてみたら少しだけ胸も痛い。が、これは絶対に避けてはいけないし、誤魔化してもいけないことだ。
ひょっとしたら、これで金銭のやり取りに関してはトラウマになるかも知れない。
それでも必要なことだと思っている。そこにだらしなくなるよりは、そっちの方がずっと良い。
お互いが傷つくとしても、どうしても避けられない時はあると思う。
赤ちゃんだった子ども達が成長し、自分で考えて動き始める。今までやったことがなかったようなシーンに遭遇し始めている。バレバレだが嘘も付くようになった。体裁もつくろうようになった。
何を許してどの何を許さないか。そこの裁量は親次第。
説教しても、現段階では理解できないことの方が多いかも知れない。理不尽に恨まれることもあるだろう。こちらがポイントを誤って怒ることもあるだろう。
最後に責任を持つのは親である。
だが、責任を取った結果子供を殺すという選択肢は「ない」のである。
今のうちから積み重ねるのだ。コツコツと。バランスを崩しながらも。
あなたは強いとか弱いとか関係ない。親としてやらねばならんのだ。
親も傷付くことでしか強くなれない部分が絶対にある。